Re.My_little_sister (46〜47話)

46)
「おにいちゃ、あんっ、お兄ちゃん、ごめんね、あん、お兄ちゃんっ、お兄ちゃ
んっ、あ、んっ」
「麻衣っ、麻衣っ、いいよ、麻衣、すごいよ、麻衣っ、麻衣っ、麻衣っ」
夢のようだった。
イスに縛りつけられたままの僕にまたがり、麻衣が腰を振っている。
麻衣の中は、熱く、心地よく、溶けてしまいそう。
「ごめんねお兄ちゃん、麻衣のせいでこんなことっ、あ、あっ、あんっ、すごっ

おっき、お兄ちゃん、また大きくなって、あん、感じる、お兄ちゃん、感じるよ
う」

麻衣は涙を流しながら、苦悶の表情を浮かべながら、しかし、僕と一つになって
感じ
ている。僕とつながって悶えている。僕のモノを受け入れてよがっている。
「こいつら兄妹なのにホントにやっちゃってるよー」
「2人とも嬉しそうな顔しやがって、やべぇーんじゃねぇの」
などと、あいつらの嘲る言葉など、気にならない。
麻衣と一つになっている。
ただその事実だけが、僕の心の中を埋め尽くしていた。
「あぁー、おにい、ちゃ、あ、あ、あ、んっ、お兄ちゃーん、あんっ」
「麻衣、麻衣、すごいよ、いいよっ、麻衣、麻衣、ずっと、ずっと麻衣のこと、
あっ、麻衣、もっ、もう、麻衣に、あぁぁ、すごい」
昂ぶりも限界に近付いたのか、麻衣がぎゅーっと僕の身体にしがみついた。
麻衣の泉も僕のモノをぎゅっと締め付けるように絡み付いて、僕の射精感も急速
に高
まっていく。
「麻衣、一緒に、一緒にいこうっ。麻衣、僕と一緒に、麻衣っ」
「お兄ちゃんっ、お兄ちゃんっ、いくいく、お兄ちゃんっ、お兄ちゃんと一緒に
いき
たいっ、あぁっ、いくっ」
そのとき。
麻衣の中にすべてをぶちまけようとしたとき。
麻衣の中に僕らが一つになった証拠を注ごうとしたとき。
「えっ!?」
「あぁぁぁんっ」
ヤクザ男が麻衣を僕から引き離した。
「麻衣っ!」
「お兄ちゃんっ!」
「ばーか。おまえらにんないい思いさせっかよ。おら、麻衣ちゃん、逝きたいん

ら、俺がいかせてやるぜ」
「いやぁーーーっ、あ、あんっ、あぁぁぁっ」
四つん這いにされた麻衣の背後から、ヤクザ男が図太いイチモツをズドンと撃ち
込ん
だ。
「い、いや、お兄ちゃん、お兄ちゃん、あ、あ、だめ、見ないで、あっ、もうだ
め、
あん、お兄ちゃんごめんねっ、いっちゃう、いっちゃう、すご、太いぃぃぃ、い
いっ、いくいくっ、深すぎぃぃぃ、いっじゃうぅぅぅっ」
麻衣の細い腰を鷲掴みしてものすごい勢いで腰を動かしている。
「麻衣ーーーっ」
犯された麻衣が汗と涙と唾液まみれの顔で僕を見上げた瞬間、麻衣のこれ以上な
いほ
ど扇情的な表情に、僕の下半身が爆発した。
悲しみに打ちひしがれた麻衣の顔に、僕の精液が次々に降り掛かる。僕は、僕の
妹の
顔目掛けて、射精して果てた。
「どーお、自分の妹に顔射した気分は? 気持ちよかった?」
麗泉院先輩に答える気力も残っていない。ぼんやりと薄れていく意識。麻衣は床

突っ伏したまま、ビクンビクンと絶頂した裸身を震わせている。薄く開いた麻衣
の瞳
は、微塵の光も残っていなかった。
それが、僕がこの目で直接見た、麻衣の最後の姿だった。

麻衣の行方について一切口を開かなければ、麻衣の生命だけは保証する。
それが、僕を解放するときにやつらが出した条件だった。いや、正確にいえば、
僕も
解放されていないのだけれど。なぜなら僕は麗泉院先輩の下僕だから。連日、麗
泉院
先輩、じゃなく、麗泉院様の屋敷で玩具にされているから。でも、僕は逆らわな
い。
逆らうつもりもない。いい子にしていれば、麗泉院様はご褒美をくれるから。月
に1
回ぐらい、1枚のDVDを手渡される。それが、僕にとっての何よりのご褒美。今日
も、DVDをいただいた。今の僕の唯一の楽しみ。早く見たいと家路を急ぐ。
なぜなら、そのDVDには『その後』の麻衣が映っているから。
自分の部屋にこもるなり、再生ボタンを押した。

47)
「お客さん、どうですかー? どこかかゆいところはないですかー?」
「いやぁ、気持ちいいよ。こりゃ、高い金払った甲斐がありそうだな」
「ありがとうございます。たーっぷりサービスしちゃいますから、最後まで楽し
んで
くださいね」
すだれハゲの中年デブ男の背後から、ひょっこり顔を出した麻衣が微笑んだ。泡
まみ
れの身体を、中年男の背中に擦り付けるようにしている。くねくねと上半身をく
ねら
せ、尻を躍らせて、乳房を使って洗っている。どうやら麻衣は今、どこかのソー
プで
働いているようだ…。
「お客さん、はい、こちらに横になってくださーい」
マットに仰向けに横たわった中年男の上に、ためらいなく覆い被さる僕の妹。小
柄な
身体全体を使って、器用に丁寧に奉仕する技術に淀みはない。
きっと、前回のDVDから1カ月の間に、相当、仕込まれたのだろう…。
「ふふ、お客さんのココ、こーんなにおっきくなっちゃてる。キレイにしてあげ
ます
ねー」
小さな唇をいっぱいに開いて、カプっっと、中年男のモノを咥え込んだ。
「はむ、ちゅ、あむ、ん、ん、れろれろ、んちゅ、れろれろ」
頬をすぼめて上下にストローク。かと思えば、横咥えでチュウチュウと音を立て

吸ったり、カリ首や亀頭を可愛らしい舌の先端でチロチロと舐め回したり。
「おー、いいぞ、こりゃ堪らん。早速、出してしまいそうだ」
「まーら、まら、らめれすよー」
麻衣は顔を上げてそう言い、唾液で濡れた唇を舌で拭ってみせた。上気した頬に
、蕩
けた瞳、濡れた唇。僕が見たことない、妖艶な女の表情をした麻衣がいる。
いや、直接見たことがないというだけで、画面を通して、何度も見ている…。
「お客さんのおちん○ん、おいしーよぉ」
「おおっ、すごいっ」
むしゃぶりついて、髪を振り乱して、激しく舐め尽くす。
「反撃だぞ」
「きゃん」
69の体勢になっていた中年男が、小ぶりな麻衣の尻を掴むと引き寄せ、負けじ
と食
らい尽く。
途端に麻衣の身体が跳ねた。
「あっ、あん、や、お、お客さん、やん、だめぇん、あん、あぁんっ」
「ほーれ、ほれほれ。口がお留守になってるぞー」
「ごっ、ごめんらさい。んん、んじゅ、ん、あっ、あぁっ、んちゅ、はむはむ、
んっ、んあ、あっ、あ、あ、あん、あむあむ、あん、あ、しゅご、しゅごい、あ
ん、
まら、おひんひん、んがっ、おおひふなっれ、あぁぁぁっ、きらぁっ、ああっ、
もう
らめぇぇぇっ」
汗まみれの裸身を起こすと、そのまま身体の位置をずらして跨り直す。
「もう、がまんできないっ!」
一思いに腰を落とした。
「んあっ、お、お○んちん大好きーっ!」
嬌声を上げ、一心不乱に腰を振る僕の妹。下になった中年男はなすがまま、され
るが
まま。もはや、どっちが奉仕する側なのか、分からなくなっている。
「もっと、もっとぉぉぉ、あん、もっとちょうだいよぉぉぉっ、もっとたくさん
、た
くさん、おちんち○、欲しいのぉぉぉっ、いく、いくいくっ、いっちゃうー」
肩より少し下の髪。クリンとした瞳。小さな顔に、小さな唇。可愛らしい眉、ポ
ニポ
ニの柔らかい頬。きゃしゃな肩幅。控えめな胸。折れそうな細い腰。真っ白い肌
。張
りのある太もも。小鹿のような脚。誰よりも愛しい、愛しい、僕の妹。
麻衣は「お兄ちゃんっいっくぅぅぅぅぅぅーーーーーーっ!」と言って果てた。
DVDの中で、いつもと同じように…。


(おわり)