「君のいる町」のエロパロ

2010.05.20 Thursday 01:46
yoshino



477 名前:君のいた町1 投稿日:2010/05/17(月) 14:47:13 ID:ckpo3Fmo
病室で風間から柚希を紹介された瞬間、青人の中では冷たいものと熱いものが同時に暴れていた。
それらは、嘘だと信じたい気持ちと、本当だと信じざるを得ない気持ち。最終的に彼を支配したのは、後者であった。
その理由の根底には他ならぬ柚希からの、隠しようのない拒絶がある。
「はじめまして」
この一言は、今まで青人と柚希が二人で積み上げて来た広島でのあの日々を一瞬にして崩壊させた。
要するに、柚希にとってはあくまでも、広島での青人との日々より東京での風間との日々の方が大事で――故に、風間には青人との関係を知られたくなかったのだ。
そう考えると、途端に青人は敗北感に"うちひしがれる"と同時に、虚しくなる。強い、否、強かった絆は――思っていたより、ずっと脆かったのだのだから。
「――聞いてんの?」
「はっ?」
「ハァ・・・お前、病室を出てからずっとおかしいぞ?」
いつの間に、なのだろう。
青人の隣には御島明日香がいて、廊下を二人で歩いている。
あまりのショックに、青人は"あの後"自分がどのような会話をして病室を出たのかすら、覚えていなかった。
「シャキッとしろよなっ、いつまでも元カノにばっかそうやって・・・」
「スマン。で、何の話やった?」
「・・・恭輔の彼女、かわいかったなって話だよ」
どこか、不満そうに。
いつもの青人ならば、その様な御島の様子にも気づいたであろう。しかし、今の青人はそう――自分の忘れ物にも気づくことが出来ない程に動揺していたのだから。
「・・・あ」
「なんだ、どうかしたのか?」
「ケータイ。風間の病室に忘れてきた」
「えっ・・・あっ、ちょっとっ!?」
「スマンっ、先に帰っとってくれ!」
――実は、嬉しかった。こうして風間の病室に戻る"口実"が出来て、柚希に会えることが。更に言えば、柚希との関係に新しい何かが起こるのではないか。また、それは良いことなのではないか、ということが。
少なくとも、絶望した心は都合の良い占いを鵜呑みにするように、その様な浅はかな考えを全面的に認めていた。
(まだ何も聞いてない、枝葉とオレの関係は終わってない・・・絶対何か、何かあったんやっ)
その行き着く先は、青人にとっては更に深く、二番底の絶望であったのに――。


478 名前:君のいた町2 投稿日:2010/05/17(月) 14:50:22 ID:ckpo3Fmo

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