double cross 《Satomi-SIDE》 Part01

2010.04.06 Tuesday 18:40
yoshino



「最初はじっくり周りを味わって。いきなりくわえないで」
「……」

 いつもは敬語の彼が、あたしに命令してる。
 いつもはざっくばらんなあたしが、彼の命令に抗えず従ってる。
 目は閉じてたけど、黒木くんの視線を感じる。痛いくらい。

「高橋先輩が、俺のに舌絡めてる」

 心なしか声が上ずっていた。昔憧れていた女を膝もとで奉仕させて、興奮しているんだってわかる。
 高橋はあたしの旧姓。
 黒木くんにとって、あたしは今でも高橋里美なんだ。

「旦那にもこうやってるんですか?」
「どうでもいいでしょ」
「答えろよ」
「……跪いたりしない。そういうことさせる人じゃないから」

 そう言ったら、いきなり口の中に押し込まれた。
 喉の奥に嫉妬心をぶつけるように、黒木くんが腰を前後させはじめる。
 旦那は絶対しないこと。
 でも、あたしはこうする男を過去に知っている。

     ×     ×     ×     ×


238 名前:double cross《Satomi-SIDE》 投稿日:2010/04/01(木) 16:28:03 ID:GbYVXf2f [6/7]

「あまり遅くなったら、旦那に何かあったと思われるから」

 あたしがそういうと、黒木くんはすぐに脱がせにかかった。
 下着を全部剥ぎ取られ、閉じた膝に手がかかる。
「待って」という間もなく、一瞬で足を割られた。
 まだ愛撫らしい愛撫も受けてないのに、ひどく濡れてるのが自分でもわかる。

「すげー可愛い」
「いやだ」
「里美の、バック好きのおまんこ」

 そう言われて、すごく恥ずかしかった。
 ホントに、黒木くんが黒木くんじゃなくなってた。元カレがのりうつったみたい。

「やめて。どうしてそんなこというの?」

 どうしてと問いかけたけど、あたしがこうされるの好きだって、黒木くんは聞かされてるんだ、きっと。

「同僚の前でM字になってどんな気分?」
「恥ずかしいよ」
「濡れてる。フェラで感じたの?」
「……そうじゃないけど」

 彼があたしに見せ付けるように、ペニスをしごいた。
 いつもは屈託なく見えても、一度欲望に火がついたら、やっぱり彼も男なんだと思った。
 女のあたしが一歩退いてしまうほど、猛々しい感情を隠してるんだ。

「抑えきれない。たっぷり鳴かしてやる」
「お願い、優しくして。なんだか怖いよ」

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