double cross 《Satomi-SIDE》 Part02

2010.04.06 Tuesday 18:39
yoshino



270 名前:double cross《Satomi-SIDE》 投稿日:2010/04/03(土) 16:05:45 ID:dovGPrJf [2/24]

「今度は、高層ホテルに泊まろうよ」
「えーっ、高いし、いいよ」
「夜景見ながら酒飲んでさ」
「夜景見ながらHしたいって、見え見え」
「窓ガラス越しに、みんなに見せたい」
「何を?」
「高橋里美を俺の女にしたってこと」
「黒木くん変わったね。よくそんな恥ずかしいこと真顔でいえるね」
「だって、見せびらかしたい。マジで」
「ホントに誰か見るかもしれないよ。あたしの裸、他の人に見られてもいいんだ?」

 また、旦那には友達と旅行に行くと嘘をついて、二人で計画を立てた。
 最初は大袈裟だなと思ったけど、高級ホテルに泊まるなんてなかったので、ちょっとウキウキしてる。
 この頃には、彼のマンションに行って掃除したり、食事を作ったりするようになってた。
 不倫というより、ちょっとした恋愛ゲームを楽しんでいるつもりでいた。

 ――当日。

 チェックインしてから、まず都心でデートして、夕方になってからホテルに戻る。
 ワインを開けて、ちょっといい気持ちになる頃には、すっかり陽も落ちていた。
 いつもと違ったのは、黒木くんが「○○するよ」って予告をしなかったこと。

 カーテンは開けっ放しで、外を眺めると、窓が鏡のようになってて、街の灯りと自分が重なって見えた。
 背後から、黒木くんが近づいてきて、抱きしめられる。

「あっ、はじまる」

 と思ったけど、黒木くんは静かに窓の外を見て、動かずにいた。

「キレイだね」
「ドレッシーでしょ」

 この日のために買った、フォーマルなワンピースドレス。

「夜景が」
「なにそれ」
「うそ、里美がキレイ」

 いつもより、黒木くんの口数が少ない気がする。
 珍しく、何か考え事しているような。
 この関係が不安になったのか。それともあたしに飽きた?


271 名前:double cross《Satomi-SIDE》 投稿日:2010/04/03(土) 16:06:45 ID:dovGPrJf [3/24]

「――抱いてくれないの?」
「したいの?」
「もう、あたしが聞いてるの」
「したいの?」
「……愛して、欲しいよ」

 彼があたしの肩を掴んで、床にしゃがみこませる。
 あたしがズボンのジッパーをおろして、黒木くんがアレを取り出す。
 彼が見下ろして、あたしが見上げる。

[7] beginning... [9] >>
comments (0)
trackbacks (0)


<< double cross 《Kuroki-SIDE》
double cross 《Satomi-SIDE》 Part01 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.23R]