double cross 《Satomi-SIDE》 Part02

2010.04.06 Tuesday 18:39
yoshino



 耳、首、胸。
 弱いところを立て続けに攻めてくる。
 彼に支えてもらわないと、本当に立っていられない。
 スイートの中は、早くもあたしの喘ぎ声でいっぱいだった。

 ――と、その時だった。着信音が鳴ったのは。


273 名前:double cross《Satomi-SIDE》 投稿日:2010/04/03(土) 16:08:19 ID:dovGPrJf [5/24]

「もしもし」

 黒木くんが電話に出る。
 着信があたしの携帯ではなかったので、旦那からじゃないとわかって、少しホッとした。

「はい…はい。ええ…わかりました」

 黒木くんが電話を切った。
 短い会話だったけど、何故か重い雰囲気。
 黒木くんの声が震えている気がした。

「誰? あたしの知ってる人?」
「うん」
「まさか――」
「旦那さんじゃないよ」

 黒木くんが、あたしに胸の前で手首を合わせるように命じる。
 マスクで目は見えないけど、縛られる、って直感的に思った。

「縛ってするの?」
「いや?」
「いやじゃないよ。好きにして」

 ソファに座らされ、いよいよ本格的な愛撫がはじまった。

     ×     ×     ×     ×


274 名前:double cross《Satomi-SIDE》 投稿日:2010/04/03(土) 16:09:25 ID:dovGPrJf [6/24]

 黒木くん、いつもより丁寧で。
 クリを触ってくるまで、たっぷり時間をかけられた。

「焦らしすぎだよ。変になっちゃう」

 あたしがそういった、そのときだった。

 ――カチャッ…。物音がした。
 目を塞がれて聴覚が鋭敏になってる。

「ちょっと、何か音したよ。ドアが開いたような」

 黒木くんは何もいわないで、愛撫を続ける。
 あたしもすぐに快感の波に飲み込まれた。

 さっきまで焦らしていたクリトリスを、執拗に指で攻められた。
 指先が上を通過するたび、断続的に声が漏れる。

「クリ、弱いね」
「うん、アソコ、すごいことになっちゃう」
「耳も」
「あっ、ダメダメ。それ一番弱い」
「こう?」
「サークルのOBの谷中さん知ってる?」
「知ってるよ」
「――無理やり押さえつけられて、耳とクリ同時にやられて、あたし落ちたことあるの」
「あいつともHしたんだ」
「軽蔑した? でも、無理やりだよ。強引だった。黒木くんが最初にしたみたいに乱暴なの」

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