double cross 《Satomi-SIDE》 Part02

2010.04.06 Tuesday 18:39
yoshino


「……黒木くん、それでいい?」
「――先輩がそれでいいなら」
「いいわけないじゃん」

 でも、覚悟した。

「課長、約束してくれますか。3人でするのはイヤ。キスもこれ以上はイヤです。縛った手もほどいて」
「黒木、3人はいやだってさ。こんなイイ女と3Pする機会なんて二度とないのに、残念だなあ」
「出てって、黒木くん」
「……先輩」
「こんなことになったから、もう終わりだね。あたしたち」

 学生時代から何度も聞いた黒木くんの台詞。
 スイマセン、と言い残して彼は消えた。

     ×     ×     ×     ×


280 名前:double cross《Satomi-SIDE》 投稿日:2010/04/03(土) 16:19:55 ID:dovGPrJf [12/24]

 ドアの閉まる音がして、いよいよ課長とあたしの二人だけ。
 手首の紐をほどき、アイマスクを取る。
 シャンデリアの光が降り注ぐ中に、課長が立ってる。

「まさか成瀬里美をモノにできるとはね」

 ソファから立ち上がるように促され、腕に抱かれた。

「やる気満々ですね」

 あたしは冷めて突き放すように言う。

「男子社員の間でも人気の成瀬だからね。そりゃヤル気にもなるさ」

 お尻にアレをゴリッと押し当ててくる。

「あっ!?」

 思わず声を上げてしまったほど、もうすごく硬い。

「いつも後ろ姿を見て、成瀬のケツを抱え込んだらどんなに気分がいいかと思ってたよ。
 もうすぐ尻を高々と上げて、俺の前にスカートの中身を露わにするんだから最高だね」
「サイテー」
「そのサイテーな男にイカされるんだけどな」

 絶対感じるもんか、って思った。

「後ろからされるのは、イヤです」
「いちいち注文が多いぞ。立場わかってねーな」

 ゆっくり愛撫が始まる。
 黒木くんとも、旦那とも違うやり方。
 40前の男の人とは経験がない。どうされるのか、自分でもわからない。

「朝までだぞ」
「――!」
「黒木なんかと不倫するなんてな。旦那、下手なのか?」
「バッカじゃないの」
「まあいいさ。朝までには“旦那よりいい”って言わせてやる。夜は長いぞ」

 朝までだなんて。
 感じないつもりでいた自信が揺らいでしまう。
 課長が全身を撫でながら、首筋に唇をあてがってくる。

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