double cross 《Kuroki-SIDE》

2010.04.06 Tuesday 18:37
yoshino


「それと?」
「いっぱい舐められて“里美ちゃんのあそこ可愛いね”って、サークルの他の女の子と比べられて悔しかった」

 傍に第三者がいるとも知らず、彼女は自身の性体験を語った。
 俺の嫉妬心を煽るための彼女のいつもの手だったが、わざとだとわかっても全身の血が熱くなる。
 下着の上から大事な部分を乱暴に指でこねてやる。と、彼女が嬉しそうな声を上げる。

 その光景を見て、佐伯課長がニヤリと笑った。

 物音は立ててなかったが、ここで里美先輩が誰かいることに気づいた。
 マスクを被され、手の自由まで奪われて、外気に敏感になってるのかもしれない。課長は煙草を吸うから、匂いもするだろう。
 俺はマスクを取ろうとする先輩の腕を押さえつけた。
 
「黒木くん、誰かいるの!?」
「誰がいるか教えてやれよ」。ここで課長が口を開いた。

 見えてはいなかったが、彼女はそこに立っているもう一人の人物が誰であるか理解した。
 離して、と暴れる彼女に、課長が成り行きを聞かせる。

 ――俺と里美先輩の不倫を知ったこと。
 ――家庭、実家、会社にバラされたくなかったら、自分に体を許すこと。

     ×     ×     ×     ×


308 名前:double cross《Kuroki-SIDE》 投稿日:2010/04/04(日) 18:35:58 ID:GX2pjcUV [12/20]

「冗談でしょ」

 気丈な彼女らしい反応だったが、しかし、体の自由を奪われた状態のままではどうにもならない。
 課長の命令で、俺は愛撫を続けた。
 抵抗はされたが、思ったより強い力ではない。どうしてだろう。もっと抵抗しなければ、本当に犯されるのに。
 この期に及んで、先輩を課長の自由にさせたくはない、という感情が芽生える。

「黒木、手を休めるな」

 俺の葛藤を見抜いたのか、課長が釘刺ししてくる。 
 防御本能なのか、さっきまでの昂ぶりをまだ引きずっているのか、こんな状況なのに、彼女の股間からは液体が溢れている。
 やがて課長も加わり、里美先輩を責め始めた。

「いやだ、やめてよ。こんなことしてタダで済むと思ってるの?」
「済むんだよ。生活を守るしかないからな」

 それが当然のように課長がいう。
 課長の指先は、里美先輩の太ももをなぞっている。
 ちょっと触れただけなのに、胸が苦しかった。と同時に言いえぬ興奮を感じた。

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