以前このブログでも紹介した「剣」が完結されたそうです。

ウェブ拍手での情報、ありがとうございました。 


» Affair With A Mouth

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862 名前:客船 投稿日:2008/11/06(木) 11:03:28 ID:cV+GLkvf
職人様を待ちつつ。働くお姉さんスレに投下しようとして書き直した物です。寝取られか微妙な気も…

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10 名前:学習意欲 ◆Pfal1HUXMo 投稿日:2008/11/23(日) 00:32:39 ID:SIFHUlGZ
「暑い……暑いなぁ……」
ミンミンミンと蝉が鳴き、行く先には陽炎が揺らぐ七月の帰り道。
良樹は背に黒いランドセル、両手には机の中身や図工で作ったを詰め込んだ手提げを提げて、ふらふらと歩いていた。
その日、良樹の通う学校は終業式を迎え、一学期の荷物を全て持ち帰らねばならなくなったのだ。
それまでにこまめに持ち帰っていれば良かったのだが、後悔先に立たず、こうして炎天下の中を大量の荷物に苦しめられながら進むことになってしまっていた。
真夏の太陽の容赦ない光に、思わず荷物を放り投げてしまいたい衝動に駆られるが、そういうわけにもいかない。
「家に帰り着けば、夏休みだ……!」
良樹はそう言って自分を奮い立たせ、踏みとどまった。
そう、明日からは夏休み。
小学生としての最後の夏休みだ。
最後だからと言って、そう変わるというわけでもないのだが、確実に変わってしまうこともある。
例えば――

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713 名前:アネトラレ 投稿日:2008/10/22(水) 17:42:11 ID:kDEdZuxw
1.
父と母が不慮の交通事故で死んだのは、俺が13で姉が17のときだ。
若い頃駆け落ち同然に結婚したと言う両親からは身寄りの話を聞いたことがなかった。
ところが、父が投機で残した遺産が相当の金額に上ることが分かった頃、
ふらりと俺と姉の前に、ひとりの男が現れたのだった。

蓮沼鋭次郎。関西在住の40半ばを過ぎた中年男だった。
でっぷりと突き出た腹に、薄くなった頭髪が撫で付けられもせずに乱れたまま。
外見で人を判断するのは良くないが、生理的嫌悪感がなかったと言えば嘘になる。
「ワシはな、君らのお母さんの、まあ、遠い親戚にあたるんや」
蓮沼はそう自己紹介した。親戚づきあいのない父母だったが、母はこの蓮沼とは、
定期的に便りを交わしていたのだという。

「失礼ですけれど」
姉は、蓮沼の話をひと通り聞いた後で、ゆっくり口を開いた。
「貴方が母のご親戚だという証拠のようなものは、あるんでしょうか?」
失礼にならない程度の口調で、しかし、その言葉の中には自分達の生活の中に
闖入しようとする男であれば、断固として排除しようとする凛とした響きがあった。

蓮沼は、うはっ、と声に出して笑った。
「いやあ、朋ちゃんから聞いてはいたけど、しっかりした子やな。絵梨ちゃんは」
蓮沼は、母のこと(本名を朋子という)をいかにも親しげに“知ちゃん”と呼んだ。
さらには初対面の姉にすらちゃん付けをするこの男に、俺は不快感を持たざるを
得なかった。

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901 名前:アネトラレ 投稿日:2008/11/10(月) 17:43:20 ID:Sn/3jNII
10.
ヌチャッ…という音が聞こえた。
蓮沼が、姉の膣からペニスを引き抜いたらしかった。
それは童貞である俺にとって、あまりにも生々しく淫らな肉の音だった。
「うへへっ…」
蓮沼は卑猥な笑い声を漏らすと、ベッドからゆっくりと立ち上がる。
その股間には、射精してもなお勃起したままのどす黒い陰茎がそそり立っている。
そのペニスの大きさ、醜悪なまでの逞しさに、俺は思わず目を剥いた。
あんなモノが…あんな醜いモノが、俺の姉の中に……
ペチッ、ペチッ…という音を立て、蓮沼は、姉の真っ白な尻を叩いた。
そうされても、姉は失神したようにぴくりとも動かない。
「…へへへ。たまらねえマンコしやがって。なあ、絵梨」
蓮沼は満足そうに言い、くるりとこちらに向きを変えた。
その時になって俺はようやく気付いた。
姉の部屋のベッドから、俺が這いつくばって覗いているこの扉まで3メートルもない。
蓮沼がこちらに来れば、もう俺が背後の階段まで逃げるのは無理だった。
(…しまった)
そう思った時には、もう遅かったのだ。
蓮沼は、全裸のままでこちらに向かってくると、おもむろに扉を開いた。
俺は、体勢を変えることすら出来ないまま、這いつくばった姿のままで蓮沼を
呆然と見上げるしかなかった。自分がどれほど滑稽な姿であるかは想像がついた。
「…んぉ?」
蓮沼はさすがに俺を見下ろして驚いたようだった。だが、次の瞬間には全てを
察したのだろう。ニヤリと唇を歪めて笑うと、そのまま外に出て、部屋の扉を閉めた。
姉にこの事態を、悟られぬようにしたのだった。
蓮沼は、俺の髪を掴むと、乱暴に引き上げた。
「…くっ」
痛みに俺が声を漏らしながら立ち上がると、俺の耳元に蓮沼は口を近づけた。
酒の匂いがした。そして腐った魚のような口臭。こんな男に、こんなヤツに姉が。
「エエか。騒ぐなや。絵梨に、弟がノゾキ魔やと知られとうないやろ?」
「…なっ」
蓮沼はそのまま俺を引きずるようにして、階段を下り始めた。
俺は唇を噛み締めながらも、ただ黙って、蓮沼の言うなりになるしかなかった。

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